当院で導入している光学デジタル印象は最新鋭のセレックAC Omnicamで、操作性がよく、パウダーフリー・フルカラーの3Dイメージの利点があります。
あらかじめご予約いただければ1day(約90分)で治療が終了いたします。
当院では歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)ZEISS社製を2台導入しており、~24倍まで拡大可能です。ルーペや拡大鏡よりさらに精密な診療が出来ます。
肉眼では見えない、歯の破折の発見や 根管治療(根の治療)には非常に威力を発揮します。アメリカでは1998年に根管治療の専門医は、マイクロスコープを使用することが義務づけられています。
当院で導入している光学デジタル印象は最新鋭のセレックAC Omnicamで、操作性がよく、パウダーフリー・フルカラーの3Dイメージの利点があります。
あらかじめご予約いただければ1day(約90分)で治療が終了いたします。
また、ミリングマシン(セレックMC XLプレミアム)も最上位機種で大きさは85mmまで削りだすことができブリッジなどの作製も可能です。
2021年1月より、現時点では精度ナンバー1と言われている最新式のCERECプライムスキャンを追加導入いたしました。
スキャンスピードは従来の4倍、精度も後述しますが別次元です。
プライムスキャンの導入により、今まで以上にセラミックの被せ物やマウスピース矯正がより簡便に精度よくで行うことができるようになりました。
歯科治療での詰め物やかぶせ物は、僅かなズレでもフィット感がなくなり隙間ができてしまいますので、口腔内スキャナーの精度は重要な要素です。
大学のMehl教授の2019年の各メーカーの比較研究では、光印象での真度(実寸とどれだけ近いか)と精度(複数回の計測時の偏差)がともにプライムスキャンが優れていることが示されています。
各口腔内スキャナーが示す円が図表の中心に近いほど真度が高く、円が小さいほど精度が高いことを示しています。
プライムスキャンで口腔内を撮影し、透明なマウスピースを作製していきます。
CTとはComputed tomographyの略です。
歯科用CTは、頭頚部に特化したX線装置で特に口腔、歯科領域の診断に絶大なる威力を発揮する機械です。
従来のレントゲン写真では判別がつかないような神経の位置なども確認でき、CTでは3次元で、より正確な診断が可能になりました。
開発者の新井義則先生は、1997年に世界で初めて実用的な歯科用小型X線CTの開発に成功し、この技術を日本大学よりモリタ製作所へ技術移転しました。
その後、初代の歯科用CT(3DX)を2000年に薬事項目 が新たに追加され、第一号に認定されました。2005年にフラットパネルディテクタが使用され第二世代の3DXが発売され、現在では開発が進み、当院で使用しているVeraviewepocs 3Dfは、1台でパノラマ撮影、セファロ撮影、3D撮影が可能になりました。
医科用CTで頭部を撮影した場合に受けるX線量は、平均0.5mmSV(機種や撮影条件によって異なる)と言われています。(日本放射線技師会調査)
年間自然被爆量 2~4mmSV
胸部CT 6.9mmSV
頭部CT 0.5~2mmSV
胸部レントゲン 0.05mmSV
歯科パノラマ 0.02mmSV
デンタル(フィルム)0.02mmSV
当院では、最新技術のEr:Yagレーザー(Erwin AdvErL EVO:モリタ社)を導入しています。
波長は2.94μmで、水を含んだ生体組織に対する蒸散能力が高く、表層のみ反応が起こり、熱の発生が微小なため、痛みが非常に少ないという特徴があります。このため生体組織表層にエネルギーの大部分が吸収され、水の多い生体組織では深部に進まず、周囲組織に熱的影響が少ない安全なレーザーです。
また、硬組織、軟組織両者の蒸散が可能で、虫歯除去や歯周外科時の感染源除去、口内炎の処置などは保険適応されています。虫歯の除去、軟組織の切開・蒸散、歯周病やインプラント周囲炎、歯茎の黒ずみにも応用されている利用範囲の広いです。当院では歯周外科や口内炎治療時によく使用しており、口内炎に照射すると照射後直ちに痛みが緩和されます。
当院では2種類のレーザー(CO2レーザー)を導入して、それぞれの特徴を活かして使い分けています。
当院では、CO2(炭酸ガス)レーザー(GC社 ガスレーザー)を導入しています
このレーザーの特徴は、波長10.6μmの連続波あるいはパルス波で、軟組織を非常容易に蒸散することができ、止血作用に優れます。しかし、硬組織においては、アパタイトの吸収が大きく、急速な蓄熱により炭化や融解は生じやすいため蒸散は難しいです。
当院で、よく使用するケースは、インプラントの2次手術や歯肉の下の虫歯の止血で、一時的にでも直ぐに充填しなければならない時に直ぐに止血するので重宝しています。インプラントの2次手術時も切開しなくてよいので患者様負担も少ない利点があります。形成外科や美容外科では、ほくろ・いぼ等の除去に用いられています。
当院では2種類のレーザー(Er:Yagレーザー)を導入して、それぞれの特徴を活かして使い分けています。当院の治療コンセプトには欠かせないものの一つになっていて、「あの機材があったらもう少し〇〇ができたのに・・・」などがないように、最新に機材の導入するように務めています。
当院では、笑気吸入鎮静法を導入しています。
笑気吸入鎮静法は、歯科治療の恐怖や不安から患者さんを解放させる麻酔法です。
笑気吸入装置で30%の低濃度笑気と70%の酸素を混合し、専用の鼻マスクを用いて患者さんに鼻から吸引してもらいます。
笑気の臭いはほのかに甘い香りで、違和感無く気持ちよく吸入できます。吸入後、5分以内に鎮静状態に到達します。
また、血中からの排泄も非常に速いので、治療終了後は数分で帰宅することができます。
当院では、患者さんの安全性を確保するために最新の生体情報モニター、オムロンコーリン社製Dental Moneo(BP-A308D)を導入しております。
血圧、脈拍、血中酸素濃度、さらに心電図をはじめとする様々な生体情報が、モニタリングすることが可能です。
インプラント手術や歯周病、抜歯などの手術をする際や、高血圧や心臓疾患といった全身疾患をはじめ、治療に関して不安をお持ちの方においては、今まで以上に安心して処置を受けいただくことができます。
AEDとは自動体外式除細動器のことで、命にかかわるような心室細動の際に人命を救う事のできる装置です。
機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器です。
緊急事態はあってはならない事ですが、社会全体が高齢化する中で、治療中に緊急事態が起こらないという保証はどこにもありません。当院では万が一の緊急事態に備えてAEDを設置しております。
睡眠時筋電計歯ぎしり検査が2020年4月よち保険導入されました。
当院ではコアグチェックXSを導入しています。数分の迅速検査で血液のサラサラ度を分析でき、安全に抜歯が可能です。
2010年にガイドラインが発表される以前では、「血がサラサラする薬を飲んでるから抜歯できない。」と言われ来院された方が多く見受けられました。
また、抗血栓薬を休薬してから抜歯を経験された方も多かったのではないでしょうか。
その後、新薬が次々と開発され、2015年に抗血栓療法患者の抜歯に関するガイドラインが改訂され、現在ではお薬を継続したまま抜歯が可能になっています。
特にワーファリン服用中の方は変動が大きいので、当院では内科で血液検査後の24時間以内に抜歯を行っていましたが、現在は迅速検査(数分)で、血液のサラサラ度が分析でき安全に抜歯ができるようになっています。
当院では安心して来院していただくために水と空気環境にもこだわり、メディカルライトエアーを3台稼働(待合室1台・診療室2台)させています。
歯科医院では、治療中に発生する目に見えない物質や来院される患者様が外部から持ち込む様々な有害物質が院内に浮遊しています。 治療中に発生するエアロゾルは口腔外バキュームで吸引しますが、完全ではありません。
口元を開けていただく時間の長い患者様に清潔な環境をお届けする必要性とスタッフの安全を考慮し、メディカルライトエアーを導入いたしました。
花粉、カビ、細菌、ウイルス、チリ、ホコリ、匂い、ホルムアルデヒドなど様々なものを除去してくれます。第三機関(北里研究所)での除菌テストではウイルス除去率99.95%という数値がでています。
空気清浄機のフィルターは目が細かくなると、風量が落ちて浄化スピードが落ちますが、メディカルライトエアーは光触媒ユニット+HEPAフィルターで大風量です。
病院空調設備設計のガイドラインによると一般病室および待合室は1時間に6回の換気が求められており、そのうち外気が2回です。
当院では風量計算を行い、換気扇による外気が1時間に2回以上、メディカルライトエアーによって8.1回、既存のHEPAフィルター搭載空気清浄機により9.3回、合計では1時間に19回以上も空気が循環しクリーンになっている計算になります。
つまり約3分に1回は空気が循環しクリーンになっていることになります。これは窓を閉め切っての数値で、ガイドラインの手術室や易感染症患者室の15回を超える数値です。
当院での計測数値は、窓を閉め切っての数値ですので、当院では窓を開けた方が汚染物質が多いことになり、冬に向けての対策になります。実際には、口腔外バキュームも各ユニットに設置していますので、さらにクリーンだと考えられます。
メディカルライトエアー3台などを稼働させて、1時間に19回以上、(約3分に1回)空気が循環しクリーンです!
当院では、厚労省の参考資料に基づいて、2020年より待合室と診療室、スタッフルームの5ヶ所で二酸化炭素濃度計を導入いたしました。常時計測することにより換気をコントロールしています。
普通電車(満員、他人との距離あり) | 1417ppm |
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飛行機(機内満席、離陸直前) | 2107ppm |
飛行機(機内満席、水平飛行中) | 709ppm |
6~8畳 個人宅にて計測 (マンション外気口解放、二人で就寝の朝) |
1450ppm |
冬場の適正換気量を維持すると通常加湿では湿度が保てないことが判明しましたので(2020)、当院では温度と湿度をモニターし、適応畳数の3~5倍の加湿器で適正湿度(40~60%)を保っています。
歯科処置中のお水や唾液、削った粉などは通常のバキュームで吸引します。しかしながら実際には、エアロゾルと呼ばれる粉塵が飛散するため、口腔外バキュームを併用して吸引する必要があります。
当院では、エアロゾル感染を防ぐために、2003年の開院以来すべての診療台に設置しております。
吸引した全てものはセントラルサクション方式で床下配管からクリニック外部のHEPAフィルターを通して排出されます。当院の口腔外バキュームは外部排気なので、焼き肉屋の換気扇と同じ役目もこなし、エアロゾル(飛沫粒子)から院内の環境を守ります。
高速度カメラによる口腔内バキューム単独使用時と口腔外バキューム併用時の飛沫粒子(ひまつりゅうし)動態像を比較撮影したものです。
エピオスエコシステムとは、全ての診療ユニット内の残留塩素濃度(20~40ppm:pH6.5)を補正し、電解機能水を流し、除菌しながらの治療を可能にした装置です。
このシステムの凄いところは、ほとんどの細菌・ウイルスを連続的に除菌しながら処置することができ、歯石を取る時、むし歯を処置する時、外科処置するとき、うがいする時、シリンジで洗浄する時などすべての処置おいて術野を連続的に除菌ができるので、患者様と医療従者の感染リスクを下げることが期待されています。
新型コロナウイルスなどのエンベロープを有するものは、不活化しやすいウイルスと言われています。
次亜塩素酸(HOCL)の除菌力は次亜塩素酸ナトリウムの次亜塩素酸イオン(OCL-)より約80倍高いと発表されていて、非常に強力です。
*次亜塩素酸水はハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムとは別のもので、pHや保存の仕方で作用は変化します。市販されているものの中には次亜塩素酸ナトリウムをpH調整して生成しているものなど様々なものがありますが、当院のは電解機能水(参考:厚労省)です。
*歯科治療ユニットに流れる水に多くの細菌が存在することも問題視され、歯科治療ユニット内を流れる水質基準をCDC(米国疾病予防センター)は従属栄養細菌数500cfu/ml以下を満たすよう勧告し、ADA(米国歯科医師会)は200cfu/ml以下を推奨しています。
日本の「水質管理目標設定項目」では2000CFU/ml以下となっていますが、日本の歯科医院ではこの基準を満たすのは約10%ではないかと推測されています。
※POICウォーター(電解機能水)は自宅での口腔ケアとしておすすめ致しております。
滅菌の基本はタンパク質の洗浄・除去ですが、これを人の手で行うと、指を怪我して感染するリスクがあります。
そこで、当院では、医療器具の洗浄・消毒器(ウォッシャーディスインフェクター)を導入しています。
医療器具の洗浄用にプログラムされたバイオTDプログラムという洗浄工程で行います。唾液や血液などのタンパク質が固着しないように、最初に低温でタンパク質分解酵素入り洗浄剤も用いて予備洗浄を行います。最終すすぎの際に水温を93℃まで上昇させて5分間の消毒を行うので高レベルな熱湯消毒が可能です。
当院では、ミーレジェットウォッシャーをかけて洗浄・消毒が終了後、さらにクラスBオートクレーブにて滅菌しています。
滅菌は、小型高圧蒸気滅菌のヨーロッパ基準(EN13060)で、ClassBに適合した滅菌器を使用しています。
クラスBオートクレーブは「あらゆる種類の非滅菌物を安全に滅菌することができる」とされています。
クラスB以外の滅菌器で滅菌パックを使用すると滅菌の確実性は著しく低下します。クラスB滅菌器は、滅菌バックの中や細かい管の中まで滅菌が可能です。
専用の高圧蒸気滅菌器(DACユニバーサル)で歯を削る器具は患者ごとに、洗浄と滅菌をします。
当院はDACユニバーサルを2台稼働させています。