歯周病治療について
歯周病は重症化する前に
発見・治療することが大切です
歯ぐきに炎症が生じる、顎骨などの歯周組織が徐々に破壊されるなどの症状は歯周病が原因です。重症化してしまうと歯が抜け落ちてしまうため、できる限り早めの治療や予防が大切と言えます。当院では専門性の高い歯科医師が、各種検査・治療方法を用いて歯周病治療に対応します。お悩みのかたは、お気軽にご相談ください。
こんな場合はご相談ください CONSULTATION
- 歯ぐきが腫れている
- 歯がグラグラする
- 歯ぐきから血が出る
- 口臭がする
- 歯ぐきが下がってきた
- 歯が伸びた気がする
- 歯ぐきがぶよぶよである
- 歯が抜けてしまった
当院の歯周病治療
日本歯周病学会認定医による
専門性の高い歯周病治療
当院には、日本歯周病学会認定医の資格を持つ歯科医師が在籍しています。重度の歯周病にも対応しており、歯周ポケットの深い部分に付着した歯石の除去や、必要に応じた外科的処置も行っています。患者さん一人ひとりのお口の状態を丁寧に見極め、症状に合わせた歯周病治療をご提案いたします。
各種精密検査を実施して行う
歯周病治療
歯周病治療を行う前には、事前検査をしっかり行うことが重要です。当院では事前検査として、位相差顕微鏡を用いた細菌検査、サリバチェック、歯周ポケットの深さ測定、歯の動揺度検査などを実施します。患者さんの状態を把握したうえで、治療計画を作成しますのでご安心ください。
歯周病の精密検査
位相差顕微鏡による
細菌検査
口腔内には数百種類の細菌が生息しており、歯科疾患の原因となるものもいます。そのため、位相差顕微鏡を使用して菌の量や種類を調べ、その結果をもとに治療計画を作成していきます。
サリバチェック
(PCR検査・唾液検査)
患者さんの唾液を採取して調べる検査方法です。唾液に含まれる歯周病菌などの種類や細菌数を明確にすることで、歯科疾患のリスクを評価できます。口腔内の環境を調べるために、実施いたします。
歯周ポケットの深さ測定
プローブという専用器具を使用して、歯と歯ぐきの間に差し込み深さを測ります。一つの歯に対して、6箇所ほど確認します。深さが4mmを超えると歯周病や歯肉炎の可能性がありますので、歯周病治療へ移行します。
歯の動揺度検査
歯のグラつきを一本ずつ確認する検査です。歯周病による歯周組織の破壊、食いしばりや歯ぎしりで過度な力が加わり続けていることなどが動揺の原因であり、動揺度も参考にしてケア内容を計画します。
治療内容
軽度から中等度の歯周病では、まず歯周病の原因となるプラークや歯石を取り除き、お口の中を清潔な状態へ整えていきます。ブラッシング指導やスケーリング、SRPなどを行い、症状に応じて薬剤やレーザーを併用することもあります。
ブラッシング指導
歯周病を患っているかたの中には、適切なブラッシングができていないケースもあります。当院の歯周病治療では、そのようなかたに向けてブラッシング指導を行っており、日々のセルフケアの質を高めることで歯周病の対策を行っていきます。
スケーリング
専用の器具を使用して、歯の表面に付いた歯石を取り除く処置をスケーリングと言います。歯石は細菌が増殖する原因となってしまうため、歯周病治療や予防・メンテナンスなどで定期的にスケーリングしてもらい、歯石を溜めないことが大切です。
SRP
スケーリングとルートプレーニングの略からSRPと呼ばれており、歯周病治療の一種です。歯の表面や歯周ポケットの深くに付着した歯石を取り除くとともに、歯の表面を滑らかに仕上げます。歯石やバイオフィルムなどの再付着防止効果もあります。
薬物治療
歯周病の状態に応じて、抗菌薬を歯周ポケット内に注入することがあります。歯周病菌の増殖を抑え、歯ぐきの腫れや出血などの炎症症状の改善を図ります。
レーザー治療
当院の歯周病治療では、エルビウムYAGレーザーを用いた方法も採用しています。歯周ポケットにレーザーを照射することで、歯周病菌の殺菌、炎症組織の除去などを促すだけでなく、歯周組織の治癒効果も期待できます。
歯周基本治療を行っても深い歯周ポケットや歯石が残る場合には、歯ぐきを切開して患部を確認しながら処置を行う歯周外科治療を検討します。症状に応じて、歯周組織再生療法や歯肉の形態を整える治療にも対応しています。
フラップ手術
歯ぐきを切開して歯根部分を確認できる状態にし、深い部分に付着した歯石や感染した組織を取り除きます。
歯周組織再生療法
歯周病によって失われた歯周組織の再生を促す治療です。症例に応じて、リグロスなどの薬剤を使用します。
歯肉増大形成術
歯肉弁根尖側移動術(APF)
歯肉の位置を下方に移動させる処置です。重度の歯周病で浅くなった歯周ポケットを改善し、汚れが溜まりにくい環境を整えて歯の寿命を延ばします。
遊離歯肉移植術(FGG)
口腔内の天井部分から歯ぐきを切り取り、不足している箇所へ移植します。歯ブラシの刺激に強い丈夫な歯ぐきをつくり、歯周病の再発を防ぎます。
結合組織移植術(CTG)
歯ぐきの内側にある結合組織のみを取り出し、退縮して露出した歯根部分に移植します。見た目を改善するとともに、知覚過敏のリスクを軽減します。
再生療法の症例について
2018年7月、「かかりつけ医に通院していて、そろそろ前歯の抜歯を検討されているが、抜歯しないで治療して欲しい。」と紹介で来院された患者様のケースです。当院はこのようなケースで来院される方が多いです。
初診時の写真の赤矢印の部分の歯周ポケットは、最深部は9mmで重度歯周炎で骨喪失量も非常に大きいのがわかります。
全ての技術と医療機器を駆使し、リグロス+骨移植+GTR法+Er:YAGレーザーを併用して手術を行いました。歯を支えている支持骨は再生されました。現在、定期クリーニングで経過をみているところです。
2ここまで骨が再生すれば、抜歯する必要はありません。もう少し早く再生療法ができれば、さらに再生が望めたと思われます。後は日常の口腔ケアと定期クリーニングに通院していただけるかが鍵になります。
当院では、なるべく抜歯をしない方法を選択し、歯周病治療とマイクロスコープによる根管治療を非常に重視しています。
家づくりに例えれば土台となる基礎工事で見えないところですがとても重要な部分です。この土台の部分が精度よく治療されていないと、どんなに見た目のよい美しい歯を被せても決して長持ちしにくいのです。このような再生療法は適応が限られますが、条件が整えば歯を抜かずに治療ができる非常に有効な方法になります。
侵襲性歯周炎(若年性歯周炎)
歯周病・歯周炎は若いかたでも
生じる可能性がある疾患です
歯周病は大人の歯科疾患と思われがちですが、10~20代の若年層でも生じることがあります。侵襲性歯周炎と呼ばれ、顎骨や歯周組織が破壊されていく特徴があります。遺伝的な要因が多く、抗菌薬の投与や外科的処置などで治療していきます。お悩みのかたは、お早めに当院までご相談ください。