当院では、慢性疼痛や睡眠歯科(いびき、歯ぎしり)などの対応も行っていることからメラトニンを取り扱っています。
メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンで、体内時計により制御されています。自然な眠りを誘う作用があり、睡眠ホルモンと呼ばれています。朝、光を浴びると、メラトニンの分泌が止まります。メラトニンは目覚めてから14〜16時間ぐらい経過すると再び分泌され、徐々にメラトニンの分泌が高まり、眠気を感じるようになります。
このメラトニンは不眠症や時差ぼけの改善、抗酸化作用(ビタミンEの6~10倍)により病気の予防やアンチエイジングなどさまざまな効果を持つと考えられており、注目されているホルモンのひとつです。多くの報告の中でも、高容量で がん治療の生存率を高める臨床報告や 卵子の質を高めるという報告などから不妊治療専門クリニックでも処方されています。また、核やミトコンドリアのDNA保護作用を持ち、免疫系の活性化、発がん抑制、うつ症状の改善、肌を若く保つ、認知症やアルツハイマー病の予防・改善効果も報告されています。
メラトニンの分泌は主に目から入る光によって調節されています。夜中に強い照明の中にいるとメラトニンの分泌が抑えられ、これが睡眠覚醒リズムが乱れる原因となります。メラトニンは 年齢とともに分泌量が減少し、朝早く目が覚めたり、夜中に何度も目が覚めたり、睡眠時間の減少するのは 加齢により体内時計の調節機能が弱まっているためと考えられています。
メラトニン3mg
60カプセル入り(2か月分):
価格 ¥2,200(税込)
メラトニンは体内に自然に存在するものなので容量を守れば安全性が高く、睡眠導入作用も自然(視交叉上核内の神経細胞に作用し、体内時計を覚醒から睡眠に切り替えることがわかっています)で良いものです。依存性もないとされています。
海外ではドラッグストアのサプリメントコーナーにも置いてあり、購入することができます。併用する薬には注意する必要がありますので、主治医とよく相談してください。